弁護士として独立した瞬間から、あなたは「法律家」であると同時に「事務所経営者」でもあります。
ところが、開業直後の弁護士の多くが「売上目標を立てていない」「単価をなんとなく決めている」といった“受け身の経営”に陥りがちです。
本記事では、独立弁護士が軌道に乗るために不可欠な【売上目標の立て方】と【単価戦略】について、実践的な考え方を解説します。
❶なぜ売上目標が必要なのか?
■経営には「ゴール」が必要
法律事務所の経営において、売上目標は羅針盤です。
どれくらいの案件を受けるべきか、どの価格帯を狙うか、広告費にいくらかけられるか——すべては売上目標によって導かれます。
目標のない経営は、「風任せの航海」のようなものです。
❷売上目標の設定方法|5つのステップ
① 必要経費の把握
まず、事務所運営に必要な固定費・変動費を洗い出します。
| 項目 | 月額の目安 |
|---|---|
| 事務所賃料 | 10万〜20万円 |
| 通信費・光熱費 | 2〜5万円 |
| サーバー・ドメイン・HP維持費 | 5,000円〜1万円 |
| 広告・集客費用 | 月3万円〜 |
| その他(交通費、消耗品など) | 3万円程度 |
→最低でも月額30〜50万円以上の経費が必要なことが多いです。
② 希望年収から逆算する
たとえば「年収1,200万円」を目指す場合、以下のような試算が必要です。
- 必要売上=年収+年間経費
→ 1,200万円+(50万円×12ヶ月)=1,800万円
つまり月あたり150万円の売上が必要です。
③ 稼働日数から月間案件数を逆算
たとえば、月20日稼働×1日1案件対応とした場合、最大20件対応可能。
月150万円の売上目標を達成するには、
- 150万円 ÷ 20件 = 単価7.5万円
が必要になります。
これが、単価設定の出発点になります。
❸単価戦略の考え方|「安ければ依頼が来る」は誤解
■安売りは中長期的に苦しくなる
特に即独の場合、「価格で勝負すれば受任できるはず」と考えてしまいがちです。
しかし、価格を下げれば下げるほど、
- 時間単価が下がる
- 案件数が増えて物理的に手が回らなくなる
- 価格競争に巻き込まれる
といった悪循環に陥ります。
■単価を上げる3つの戦略
1. 分野特化で付加価値を示す
たとえば「事業承継に特化した相続弁護士」「発達障害当事者向けの離婚サポート」など、ニッチな分野に特化することで、価格より専門性が重視されやすくなります。
2. “相談の前の不安”に応えるコンテンツ設計
ブログやホームページで「具体的な解決事例」や「よくある誤解」を丁寧に発信することで、依頼者は「この先生なら任せたい」と納得した上で問い合わせをしてきます。価格を問われることすら減ります。
3. 料金を「価値」とセットで伝える
料金表だけでなく、「このサポート内容でこの価格」というストーリーを打ち出すことで、依頼者の納得度は格段に高まります。
❹単価別の売上シミュレーション
| 単価(1案件あたり) | 月間必要案件数(売上150万円) | 1日平均案件数(稼働20日) |
|---|---|---|
| 5万円 | 30件 | 1.5件/日 |
| 7.5万円 | 20件 | 1件/日 |
| 10万円 | 15件 | 0.75件/日 |
→ 単価が上がるほど、業務にゆとりが生まれ、質の高い仕事が可能になります。
❺独立1年目におすすめの単価戦略
1年目は「薄利多売」ではなく、適正価格での着実な受任が鍵です。
- 相談料無料 or 初回5,000円程度に設定し、母数を確保
- その中で、「10〜20万円の受任」を狙える分野・案件にフォーカス
- 2〜3件の高単価案件+5〜6件の中小案件をバランスよく受任
この戦略なら、「質」と「量」の両立が可能です。
■最後に|売上と単価は「計画」と「訴求」で決まる
売上は“努力の結果”ではなく、戦略の結果です。
なんとなくの単価設定では、思い通りの経営はできません。
自らの目標を数字に落とし込み、逆算して動くことで、「理想の働き方」は実現可能になります。
まずは、自分の理想の年収とライフスタイルを言語化することから始めてみてください。
経営は「数字のマネジメント」であり、売上と単価はその核心です。
売上と単価で悩む前に|“今の自分に合った”料金設定、できていますか?
「単価が低くて忙しいわりに利益が出ない…」
「相談は来るけど、成約につながらない…」
そんなお悩みを持つ独立弁護士の方へ。
<弁護士ブランディングラボ>では、単価戦略の設計サポートを始め、ホームページ制作・マーケティング・SEO設計・専門分野の選定相談を行っています。
「現状分析からの集客戦略設計」を希望される方は、お気軽にお問い合わせください
開業独立サポート経験豊富なコンサルタントによる60分無料相談をご用意しています。
あなたの現状に合わせて、無理のないステップを一緒に考えましょう。
▼下記リンクから、今すぐ無料相談をどうぞ!