「ホームページを作ったのに検索で出てこない」
「SEO対策って何をすればいいか分からない」
…そんな弁護士の方は少なくありません。
ネットでの集客を考える上で、「検索順位」の仕組みを知らないまま運用を続けていると、本来取れるはずだった相談を他事務所に奪われている可能性があります。
この記事では、弁護士が最低限知っておくべき「検索順位が決まる仕組み」と、その知識をどう活かすかを、専門知識ゼロでも理解できる形で解説します。
❶検索順位とは何か?
検索順位とは、GoogleやYahoo!で「離婚 弁護士 ○○市」などと検索したときに、あなたの事務所のサイトが何番目に表示されるかを指します。
多くのユーザーは検索結果の1ページ目(特に上位3件)しか見ません。
つまり、どれだけ良いサービスを提供していても、検索順位が低ければ、見つけてもらえない=相談が来ないということです。
❷ Googleの本音「ユーザーが満足するページを上位に」
Googleは検索順位を決める際に、実に200以上の評価要素(アルゴリズム)を用いていますが、根底にある方針はシンプルです。
「検索者が知りたいことに、最も分かりやすく正確に答えるページを上に出す」
つまり、順位の仕組みは「小手先のテクニック」ではなく、ユーザー視点に立てるかどうかにかかっています。
❸弁護士サイトの順位を左右する5つの評価要素
コンテンツの質と検索意図の一致
- ユーザーの疑問に具体的に答えているか?
- 専門的な内容を、一般の人にも分かりやすく伝えているか?
- 「○○市 離婚 弁護士」で検索する人が読みたい内容になっているか?
☛ キーワードをただ入れるだけでなく、「検索者の悩み」を解消する記事設計が必須。
サイトの権威性(E-E-A-T)
Googleは特に法律や医療分野において、「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を重視します。
- 経験:実際にその問題を扱った経験があるか(例:解決事例の掲載)
- 専門性:内容が正確で専門的か(弁護士が書いているか)
- 権威性:他サイトから紹介・リンクされているか
- 信頼性:運営者情報が明確か、連絡先があるか
☛ プロフィール、実績紹介、執筆者情報を明確に表示することでE-E-A-Tを強化できます。
ページの読み込み速度とモバイル対応
- スマホでの表示が最適化されているか?
- ページの表示が遅くないか?
☛ 検索の7割以上がスマホで行われているため、スマホ対応は必須中の必須です。
ユーザーの行動データ
Googleは、ユーザーがそのページでどのように行動したかも見ています。
- ページをすぐ離れた(直帰率が高い)
- 他のページも見た(回遊率が高い)
- 滞在時間が長かった
☛ これらのデータから「良いサイト」と判断され、順位に影響します。
地域性(ローカルSEO要素)
「○○市 弁護士」といった地域名を含む検索では、ローカル要素が重視されます。
- Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)の有無
- 地図情報との連携
- サイト内に地域名が自然に記載されているか
☛ 地域密着型の事務所は「ローカルSEO」と通常SEOの両方を意識する必要があります。
❹弁護士サイトによくある誤解と失敗例
✕「キーワードを詰め込めば上がる」
☛ キーワードの乱用は逆効果。検索意図に沿った自然な使い方が重要。
✕「昔のブログがあるからSEOは万全」
☛ 古い情報・更新がないサイトは「放置された」と評価され、順位が落ちる。
✕「専門的な用語を使えば信頼される」
☛ 一般の人にとって分かりにくいページは、すぐに離脱される=順位が下がる。
❺検索順位を上げるために弁護士がやるべきこと
| 対策項目 | 内容 | 優先度 |
|---|---|---|
| ホームページのモバイル対応 | レスポンシブ化・読み込み高速化 | ★★★★★ |
| サービスごとのページ分け | 「離婚」「相続」「刑事」などに分ける | ★★★★★ |
| ブログ更新 | 「検索意図に合うQ&A型記事」を定期更新 | ★★★★☆ |
| Googleビジネスプロフィール活用 | 地域性と信頼性を高める | ★★★★☆ |
| 専門性・実績の見せ方強化 | 解決事例・受任件数などを掲載 | ★★★★☆ |
❻検索順位は「上げる」ではなく「上がるように整える」
SEOは魔法ではありません。Googleに対して「私はこの分野に詳しく、信頼でき、検索者の悩みに真剣に応えます」と誠実に伝えられるサイトにすることが、結果として検索順位に反映されます。
■まとめ|弁護士が知っておくべき検索順位の基本
- Googleは「検索者が満足するページ」を上位表示する
- 順位を左右するのは「コンテンツの質」「権威性」「スマホ対応」「行動データ」
- 専門性を活かしつつ、わかりやすい情報設計が必要
- 小手先のSEOより、ユーザーに役立つ情報を届ける姿勢が重要
■検索順位を制するものは、ネット集客を制す。
まずは、あなたの事務所サイトが「誰のどんな悩みに応えているか」を見直すことから始めてみてください。
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