■|はじめに

 司法修習を終えて即独、あるいは勤務弁護士を経て独立。弁護士として「自分の看板」で勝負する瞬間は、多くの人にとって大きな決断です。
しかし、独立した途端に直面するのが「案件が入らない」という現実です。弁護士の数が急増した今、ただ独立しただけでは仕事は舞い込みません。

実際に、独立直後の弁護士が陥りやすい失敗パターンを見ていくと、ほとんどが「集客に関する勘違い」です。今回は、その代表的な5つを取り上げ、なぜ失敗につながるのか、どう対策すべきかを解説します。

                                      

                                      


勘違い❶| ホームページを作れば勝手に相談が来る

                                      

                                      

 独立した弁護士の多くが最初に取り組むのは「事務所ホームページの開設」です。デザイン会社に依頼して立派なサイトを作り、「これで安心」と思う人は少なくありません。

しかし現実には、作っただけでは検索にも出ず、誰にも見られないまま放置されることがほとんどです。
Googleは更新頻度やページの充実度を重視するため、ただの「事務所案内」だけでは上位表示されません。

<対策>

  • ブログ記事やコラムを継続的に発信し、検索されるテーマで記事を増やす
  • 相続、交通事故、借金問題など、地域需要の高い専門分野ごとにページを作る
  • Googleビジネスプロフィールと連携し、地域検索での露出を強化する

つまり、ホームページは「名刺」ではなく「営業マン」として育てる必要があります。

                                      


勘違い❷| ポータルサイトに登録すれば十分

                                      

 「とりあえずポータルサイトに登録すれば案件が来る」と考える人も多いでしょう。確かに一時的には問い合わせが増えることもあります。しかし、そこには落とし穴があります。

ココナラ・弁護士ドットコムなどの有料ポータルは競争が激しく、同じエリア・同じ分野で多数の弁護士が並びます。結局は「価格競争」になりやすく、費用対効果が合わなくなるケースが目立ちます。

さらに、ポータルに依存すると「自分の看板」ではなく「プラットフォームの看板」で集客している状態です。そのため、掲載をやめれば案件がゼロになるリスクを抱え続けることになります。

<対策>

  • ポータルはあくまで「補助的手段」として使う
  • 早い段階から自社サイトやSNSを育て、依存体質から脱却する
  • 「ポータル経由の顧客」は、将来的に紹介やリピーターに繋がりにくいことを意識する

                                      


勘違い❸| 集客は広告を出せば解決する

                                      

 「集客=広告」という発想も多くの独立弁護士が持つ勘違いです。確かにリスティング広告やSNS広告は即効性があり、立ち上げ初期に相談を獲得するのに役立ちます。

しかし、弁護士領域のクリック単価は非常に高額です。たとえば「債務整理 弁護士 東京」で数千円/クリックということも珍しくありません。相談につながらないクリックが続けば、広告費だけが膨らみ、あっという間に赤字になります。

<対策>

  • 広告は「短期的なブースター」として使い、長期的にはSEOで安定集客を目指す
  • 広告出稿の際は、必ずCVR(成約率)を分析し、費用対効果を検証する
  • ランディングページを専門特化させて、広告費を無駄にしない

広告は「万能薬」ではなく「手術用メス」のようなもの。適切に使えば効果的ですが、乱用すれば致命傷になりかねません。

                                      


勘違い❹| 得意分野を絞らない方が依頼が増える

                                      

 独立したての弁護士ほど、「案件を断ってはいけない」と考え、「なんでも扱います」という事務所方針にしがちです。しかし、これは逆効果になります。

ユーザーは「専門性」を求めています。交通事故で悩んでいる人は「交通事故に強い弁護士」に、相続で困っている人は「相続専門の弁護士」に相談したいと考えるのです。

「なんでもやります」では、かえって「誰にも強くない弁護士」という印象を与え、選ばれにくくなります。

<対策>

  • 地域で需要の高い分野を調査し、重点分野を決める
  • 特化型のページを用意し、専門性をアピールする
  • 「〇〇に強い」という実績や解決事例を積極的に発信する

結果として、得意分野を打ち出した方が相談は集まりやすく、むしろ案件が増えるのです。

                                      


勘違い❺| 紹介だけでなんとかなる

                                      

 独立直後は、修習同期や勤務先のつながりから紹介案件が入ることがあります。これで「紹介だけでやっていけるのでは」と考える人もいます。

しかし、紹介は長期的に安定しません。紹介者にも限りがあり、数年経てばほとんど枯渇します。紹介だけに頼る事務所は、安定した経営基盤を築けず、売上が不安定になりがちです。

<対策>

  • 紹介は「プラスアルファ」と捉え、自力集客の仕組みを確立する
  • SEOやSNSを活用して新規相談を増やし、その顧客から再紹介につなげる
  • 紹介が途切れても動じないように、複数の集客経路を持つ

紹介は大切ですが、「紹介待ち弁護士」から脱却しなければ安定経営は不可能です。

                                      


■|まとめ

                                      

 弁護士独立後に集客でつまずく最大の原因は、「待ちの姿勢」です。

  • ホームページを作っただけで満足する
  • ポータルに頼り切る
  • 広告に投資すれば解決すると思う
  • 専門分野を打ち出さない
  • 紹介だけでやっていけると思う

これらはいずれも独立弁護士の典型的な勘違いです。

成功する独立弁護士は、能動的に「集客の仕組み」を構築します。ホームページを継続的に育て、SEOで地域に強いキーワードを獲得し、専門分野でのブランディングを進めるのです。

独立後の数年をどう過ごすかで、その後のキャリアは大きく変わります。ぜひ、ここで紹介した勘違いを避け、戦略的に集客を仕組み化してください。

                                      


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