多くの法律相談者は、Googleで「○○市 離婚 弁護士」「○○区 相続トラブル」などの地域名+法律分野のキーワードで検索をかけ、上位に出てきた事務所にアクセスします。

つまり、検索結果の上位に表示されることができれば、それだけで見込み客との接点が大きく増えるのです。
今回は、法律業界に特化したSEO対策の具体的手法を、弁護士の方にもわかりやすく解説します。


■なぜ「地域 × 法律分野」が重要なのか?

依頼者は「自分の近く」で「自分の悩みに詳しい」弁護士を探している

たとえば、相続問題を抱える依頼者は「相続に詳しい」ことに加えて、「アクセスできる距離」であることを求めます。
この検索意図にマッチするためには、「地域名」+「法律問題のキーワード」を正確に押さえる必要があります。


■具体的なSEO対策ステップ

ステップ1:キーワードの選定

まずは、次のような検索キーワードを洗い出します。

例)離婚事件を多く扱う弁護士の場合

  • 「○○市 離婚弁護士」
  • 「○○区 不倫 慰謝料 相談」
  • 「○○市 別居 弁護士」
  • 「○○市 離婚協議書 作成」

ポイント:Googleで実際に検索し、下部の「関連キーワード」や「サジェストワード」を活用しましょう。


ステップ2:キーワードに基づいたページ設計

SEOでは、1ページ1キーワードが基本です。
たとえば「○○市 離婚弁護士」を狙うなら、そのキーワード専用のページを設けます。

ページに含めるべき要素:

  • タイトルタグ:例)「○○市で離婚問題に強い弁護士なら○○法律事務所」
  • 見出し(H1〜H3):検索キーワードを含める
  • URL:https://○○law.jp/divorce-○○city/
  • 本文:キーワードを自然に織り交ぜたコンテンツ(1,000〜2,000文字推奨)

ステップ3:地域ページを複数設ける(ローカルSEO)

特に都市部の弁護士であれば、「○○市」だけでなく「○○区」や「○○駅周辺」など、ニーズがある地域ごとのページを用意しましょう。

例)「新宿区 離婚弁護士」「中野駅 相続相談」など

 注意:ただのコピペページにならないよう、事例紹介や地域特有の事情を織り込むと評価が上がります。


ステップ4:Googleビジネスプロフィール(旧:マイビジネス)の活用

 地域キーワードでのSEOにおいて、Googleマップに表示される「ローカルパック」の対策は非常に重要です。

すぐできる改善点:

  • 登録情報の正確性(名称、電話番号、営業時間)
  • 業務カテゴリの最適化(例:「法律事務所」「離婚弁護士」)
  • 口コミの依頼(依頼者にお願いする)
  • 定期的な投稿・写真の追加

ステップ5:記事型コンテンツでロングテールを狙う

 主軸ページに加えて、ブログやコラムを活用して「より具体的な悩み」にも対応しましょう。

例:相続を扱う場合のコラム例

  • 「○○市で親が認知症。遺産分割はどうなる?」
  • 「実家が空き家に。名義変更しないとどうなる?」

こうしたニッチなテーマは競合が少ないため、上位表示されやすく、検索者の意図ともマッチしやすいです。


■成果につなげるために注意すべきこと

注意➀)・・・弁護士法・広告規制に注意

「日本一」「必ず勝てる」などの表現は避け、実績紹介も事実ベースに。

注意➁)・・・外注する場合は法律業界のSEOに詳しい業者を選ぶ

汎用的なSEO業者だと、業界特有のリスクや広告規制を理解していないこともあります。


まとめ|「検索され、見つけられ、選ばれる」仕組みを作ろう

 SEO対策は一朝一夕で結果が出るものではありませんが、「地域 × 法律分野」に特化してページを整備することは、最も費用対効果の高い集客施策のひとつです。

まずは、あなたの事務所のメイン業務・地域に関して、

  • 専用ページがあるか?
  • 適切なキーワードが使われているか?
  • 読者の悩みに答える内容になっているか?

を点検してみてください。
その改善から、確かな集客効果が生まれるはずです。

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